タイトルマッチは少しマンネリ? 9.9 GLORY33 NEW JERSEY

9月9日にアメリカ・ニュージャージー州のサン・ナショナル・バンクセンターでGLORY33が開催されます。スーパーファイトシリーズとメインカードにそれぞれタイトルマッチが設けられ、ヘビー級王者のリコ・ヴァーホーベンがアンダーソン・シウバと、ミドル級王者のサイモン・マーカスがジェイソン・ウィルニスとそれぞれタイトル防衛を行います。

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対戦カード

メインカード
ヘビー級タイトルマッチ
リコ・ヴァーホーベン(王者)2RTKOアンダーソン・シウバ
ヘスディ・ゲルゲス判定:2-1グト・イノセント
フェザー級 コンテンダートーナメント 決勝
マット・エンブリー2RKOギガ・チカゼ
フェザー級 コンテンダートーナメント
セルヘイ・アダムチャック判定:2-1ギガ・チカゼ
イム・チビン2RTKOマット・エンブリー
スーパーファイトシリーズ
ミドル級タイトルマッチ
サイモン・マーカス(王者)2RTKOジェイソン・ウィルニス
チャイ・ルイス・パリー2R終了時TKOアンソニー・マクドナルド
ゾイラー・フラウスト
ジェシカ・グラドストーン
判定:2-0ダニエラ・グラフ
フランソワ・アンバン判定:3-0ダニエル・モラエス
ケビン・ヴァン・ノーストランド2RTKOデビッド・ムーア

安定王者リコ、今回の相手は実力不足?

セーム・シュルト、ダニエル・ギタやその他王者クラスの選手が不在の現状、リコは盤石の地位を確立しているといって良いでしょう。トップコンテンダーのベンジャミン・アデグバイ、ムラデン・ブレストバッチ、エロール・ジマーマンらの挑戦を退け、残るは先日対戦が決まったバダ・ハリ戦を残すのみ。

と、まあ話に出していませんが今回のタイトル防衛の相手を務めるのは、イッツ・ショウタイム時代から欧州で長らく活躍してきたベテラン、といっても差し支えがない、ブラジルのアンダーソン・ブラドック・シウバです。

シウバは現在GLORYランキング4位とタイトル挑戦資格はあるように見えますが戦績は6勝6敗とパッとしません。引退間際のレミー・ボンヤスキーに実質連敗、グーカン・サキ、ダニエル・ギタ、エロール・ジマーマンらトップ選手には完敗、イスマエル・ロント、ジャマル・ベン・サディックらのような準トップ選手達にも敗れており、勝ち星は殆ど格下相手で、セルゲイ・ハリトーノフに勝ってますが後にリベンジされました。

イッツショウタイム時代から「実力者だけどトップには届かない」レベルの選手という評価ですね。

アンダーソン・シウバ vs イスマエル・ロント

リコは以前からボクシングやMMAに挑戦しており、MMAに関しては転向の可能性があるようです。現状リコに見合う相手がいるとは言いがたく、とうに旬を過ぎたバダ・ハリとの対戦が唯一幻想を見れるかなーといった印象です(決まってもそれほど話題になっていないので微妙ですが、、、)

リコのボクシングとMMAデビュー戦

シウバが番狂わせを起こせれれば、何か変化があるかもしれないですが、このままだとMMA転向の可能性が高まるだけでしょう。

群雄割拠のフェザー級、前王者アダムチャックが再起のトーナメントへ

選手層としてはやや厚めのフェザー級、次期王座挑戦権をかけたトーナメントはまさに鎬を削りあう激しいものとなりそうです。

長期政権を築くであろうと思われたセルヘイ・アダムチャックが一度勝ったガブリエル・ヴァルガにリベンジを許し、王座陥落となりました。ヴァルガは元々オールラウンダーの実力者でしたが、更に強くなって戻ってきましたね。

話を戻して、トーナメント自体は前王者が優勝候補ですが、初戦の相手チカゼもGLORYで好成績を残す実力者。直近の試合ではK-1フェザー級トーナメントに出場したクリス・マセーリを全く寄せ付けずにKOしました。

vs ケビン・ヴァン・ノーストランド

その他反対ブロックでは韓国の鉄人、大ベテランのイム・チビンがムエタイを主戦場とするマット・エンブリーと対戦します。2011年3月以降3連敗中で、全てボディを打たれてKO負けしているチビン、この試合も間違いなくボディを狙われるでしょうが、どのような戦術を取るのか注目です。

イム・チビン vs モサブ・アムラーニ

センチャイとも対戦経験があるエンブリー

皇帝レヴィン不在の中 サイモン・マーカスは存在感を示せるのか

戦前のやりとりを含めて不穏な雰囲気のまま決着した前王者アーテム・レヴィンとのラバーマッチ。謎のダウン判定や度重なる注意など、不本意な形で王座を追われたレヴィンは抗議声明を発表しましたがGLORYからは特に目立ったリアクションは無く、元々のファイトスタイルの不人気(不適合かな?)もあり支持を得ることは難しく今後の去就は不明です。

サイモン・マーカス vs アーテム・レヴィン3

その後コンテンダートーナメントを制して挑戦権を得たジャスティン・ジャコビーの挑戦を退け、今回はジェイソン・ウィルニスの挑戦を受けることになります。ウィルニスとマーカスはGLORY20のコンテンダートーナメント決勝で戦っており、マーカスが接戦を制しています。

vs ジャスティン・ジャコビー

vs ジェイソン・ウィルニス1

ウィルニスは長らくキックルールで戦ってきた上位ランカー、オランダ特有のコンビネーションで馬力勝ちを得意とする選手で、飛び抜けたものはありませんが安定感が抜群です。マーカスは王者になりましたが元々ムエタイ選手でGLORYのルールに適応しているとは言い難く、もう少し実力者と戦って経験を積む必要があると思います。

何よりミドル級は現状層が厚いとはいえないので、上位ランカーや王者を脅かす選手が出てきて欲しいですねー。

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その他スーパーファイトシリーズ

ここ数戦ワンマッチ要因が続くチャイ・ルイス・パリーはコンテンダートーナメントで敗れたエグザビアー・ビグニーとの再戦が決まっていましたが、ビグニーの怪我で代役のアンソニー・マクドナルドとの対戦に。マクドナルドの情報は少ないですがMMAファイターみたいで戦績は微妙、格段強いという訳でもなさそうなので、ルイス・パリーはビグニーとの対戦の為に必ず勝たなくてはいけませんね。

そのほかイマイチ話題になってないような気がする女子バンダム級トーナメント、Road to GLORY出身者で苦労人のアンバンの復帰戦など、地味ながらファンには面白いカードが並んでいます。

ゾイラー・フラウストは元ベラトール王者で藤井恵やミーシャ・テイトとも対戦経験があるんですね、ダニエラ・グラフもパッと出の選手じゃないですし、レベルは高いはずなんですが、女子キック自体まだまだ認知度がないんでしょうね、、、K-1もいつかやってくれないかな?

ゾイラー・フラウスト

ダニエラ・グラフ

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