【特集】GLORY COLLISION バダ・ハリ編

いよいよ来週の12月10日、GLORY COLLISIONのメインイベントがドイツで行われます。前回記事に続き特集として、今回は「ゴールデンボーイ」バダ・ハリの今までの軌跡を紹介していきます。

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衝撃のKO劇で鮮烈K-1デビュー

キックデビューから数戦目で、当時のトップクラスの実力者、アレクセイ・イグナショフと対戦(KO負け)。
その後も名が通った名選手たちと短期間で戦うなど、若いうちからトップ選手と遜色のないキャリアを積んできました。

2005年11月には、オランダの有力プロモーターのサイモン・ルッツの後ろ盾のもとで、2005年のK-1決勝大会の第二リザーブマッチでK-1デビュー、対戦相手はステファン・ブリッツ・レコ。

バダとレコには遺恨がありました。バダのK-1デビュー5ヶ月前に既に二人は対戦しており、レコがバックスピンキックをボディに叩き込んでの初回KO勝ちを納めています。

2005年6月12日
vs ステファン・ブリッツ・レコ
再戦の結果はバダがレコに頭部へのバックスピンキックでのKO勝ちで、リベンジを果たすとともに大舞台K-1で最高のデビューを飾ります。


2005年11月19日
バダ・ハリ vs ステファン・ブリッツ・レコ 2戦目
3戦目?そんなもんなかったんや、、、
K-1デビュー後のバダの活動はキックファンであれば誰もが知っているでしょう。

  • ピーター・グラハムとの遺恨
  • ルスラン・カラエフとの激闘
  • K-1ヘビー級王座獲得
  • レイ・セフォー、ピーター・アーツ、グラウベ・フェイトーザをKO
  • レミー・ボンヤスキーへのダウン後の追撃(ダブルビジョン)
  • アリスター・オーフレイムへの雪辱
  • セーム・シュルトを初回でKO(後にやり返される)

これはK-1デビューからわずか4年での出来事で、乱闘・反則・暴言など、数々の素行不良をもものともしないバダ・ハリという男の圧倒的な強さとキャラクターが十二分に伝わります。K-1は彼を中心に回っていたのです。

華々しい船出、、、のはずが

K-1が財政難に陥り、大会を開けなくなった2011年、バダも自身に見合う対戦相手が見つからない状態が続きました(自身の素行不良も影響しているとは思いますが)。
そこでバダは翌2012年にボクシングへの転向と、キックボクシングの引退をするという発表をしました。
当時は結構驚きました、と同時にあのスタイルが通用するだろうかとも思いましたが、、、

バダのような、メンタルがやや不安定でモチベーションに左右される選手というのは、自分が盛り上がれる・輝いて注目を集める事で強くなるので、転向という決断は至極まっとうなものです、素行さえしっかりしてれば、、、

発表どおり2012年にバダはグーカン・サキを相手にキックボクシング引退試合を行い、、、


2012年1月28日
バダ・ハリ vs グーカン・サキ
いやあ、サキを初回でKOするなんて出来ないですよw

トップファイターであるサキをKOしてボクシングへの華々しい船出を飾ることができたバダ、
あとはアメリカへ渡りデビューを迎えるだけ、、、、でしたが、、、。

キックボクシング限定復帰 漂う不穏な空気

バダのボクシング転向から数ヶ月、K-1は運営が変わってK-1グローバルになった頃でしょうか。
2012年5月にスペインで行われたK-1の開幕戦のスーパーファイトにバダハリが出場することが決まりました。

この頃はまだ事件が表沙汰になっていなかったのか、一応限定復帰という事になっていましたが実際のところは不明です。
僕は当時不穏な空気を感じました、キック引退からまだ4ヶ月だったし、ボクシングに関する話題が何もなかったので。


2012年5月27日
バダ・ハリ vs アンダーソン・シウバ
どこか精細を欠く内容と緩んだ身体、ボクシングの練習で鈍っただけかもですが

当たる予感、スター候補から落日へ・・・

嫌な予感は的中します。

同2012年7月、バダは暴行罪で逮捕されます、内容が凄まじく、被害者は一生歩けなくなったとか、、、

詳細はtogetterに経緯をまとめてくださった方がいたのでありがたく拝読
K-1バダ・ハリ暴行容疑裁判、その後どうなった?/オランダキック界のレジェンドの今 – Togetterまとめ

この事件に加えて過去の犯罪歴が明るみ(公然の事実だった気もするけど)になったことで、バダのボクシング転向は白紙に、行き先はボクシングではなく裁判所、下手すれば刑務所という皮肉な結果になりました。

そのまま先行き不透明なまま年を越えて2013年、K-1グローバルの決勝トーナメントがクロアチアで行われ、ボクシングへの道が絶たれたバダは参戦。

別人のような萎んだ身体、変わらず精細を欠く荒いファイトスタイルにかつての栄光の姿はありませんでした。
恐らく事件の関係で裁判あるしモチベーション上がらないしでろくに練習できなかったのでしょう、
トーナメント初戦で勝つには勝ちましたが怪我で準決勝を辞退しました。

2013年3月15日
バダ・ハリ vs ザビット・サメドフ2
ここはサメドフの粘りを評価するべきか、そしてこのサメドフの執念が、、、

堕ちた「ゴールデンボーイ」

上記の通り、内容は良くないものの一応試合に勝って怪我で辞退という一応の体裁は守ったバダですが、なんと前回の試合の相手のサメドフとロシアで3度目の対戦に挑むことに、、、、

ヘビー級屈指の実力者であるサメドフが相手とは言えこういう事はバダはしないと思っていただけに意外でした。
過去2戦2勝で内容も圧倒しての勝利、3度目も同じような結果になると思われましたが、、、


2013年5月25日
バダ・ハリ vs ザビット・サメドフ3

フィジカルは言わずもがな、更に覇気がない表情をしているバダとは正反対に、サメドフの執念は凄まじく、遂にバダの心を折りました。
バダが完全にスターダムから落ちた瞬間です。
2度目のダウンの後も立てただろうに、、、諦めの表情でテンカウントを聴き、マイク会長に手を引っ張ってもらって立ち上がる様は怯えきった子供のようにも見えました。

裁判が一旦落ち着いたのか、5ヶ月の間隔を空けて復帰戦を行い、勝利したバダですが、これ以降はパッとしない試合が続きます。
早い回でのKO勝ちが殆どですが相手が格下どころか勝っても評価が上がらない選手ばかり、、、

  • アレクセイ・イグナショフ3戦目
  • ステファン・レコ
  • ピーター・グラハム
  • アーノルド・オボロトフ

直近の試合で強豪のイスマエル・ロントに勝っていますが、2Rにダウンを奪われるなど不安を残す結果になりました。


2015年8月22日
バダ・ハリ vs イスマエル・ロント

不調の頃と比べてかなりコンディションが良くなってますね。

引退から一転、、、来たる決戦のとき

ロント戦の後、モロッコで引退試合をするという声明を発表しましたが本決まりには至らなかったのでしょう。
どうなるのかなーといった所での今回のリコ・ヴァーホーベン戦となったわけです。

そういえばこの頃、ホテルマンを威圧したとかで動画が出回ってましたね、、、


こんな大男が迫ってきたら怖いわ、、、w

最高の逸材でしたが素行が悪すぎるせいで真のトップにはなれなかったバダ・ハリは、現在のトップであるリコを打ち倒す事が出来るのか?そしてその後の動向はどうするのか?

GLORY COLLISIONはUFC FIGHT PASSに加入してPPVを購入すると観れるようですが、日本だとGLORYのスーパーファイトシリーズが観れない仕様になっているので、このあたりどうなっているのかは不明です。

補足、バダの裁判の現状

調べてみましたが、、、昨年10月に高裁で懲役2年が宣告され、現在最高裁へ上告中だとか。
罪状は明らかですし、どの道刑務所に入るのは間違いなさそうですね。
ホント、アホですねえ、、、

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参考記事

バダ・ハリの実刑の記事(オランダ語)

追記 日本で視聴可能・・・・らしい

先日twitterでGLORYに日本での視聴が可能か訪ねた方がリプライをくださって、

視聴可能になった!との事。
UFC Fight Passに登録した上で、以下のページで購入します。

UFC® FIGHT PASS™ -Collision: Rico vs Badr

僕は当日確認して購入しようかと思っていますw

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